出産後、住まいに悩み始めたきっかけ
家族とは別のリビングや生活スペースを用意してもらっていたので、実家での生活はとても快適に過ごせていました。
…が、私の実家はかなりの田舎。何をするにも車が必要で、最寄り駅までも車で15分。
夫はそこから都内の大学まで片道2時間、往復で4時間の通学をしていました。
新生児の頃は、夜中に3時間おきに起きて授乳やお世話の繰り返し。
私自身も寝不足が続き、ある日、車の運転中に縁石に乗り上げてしまうという出来事がありました。幸いケガはなかったものの、心も体も限界寸前…。
「せめて、もう少し駅に近い場所だったら…」「東京寄りの場所で、徒歩で移動できる範囲に住めたら…」と、引っ越しを強く意識し始めたのはこの頃です。
そして、家族に頼らず3人で生活していくべきだ。とこの頃から思い始めたのもきっかけで、物件探しをはじめました。
子育て家庭に優しい制度、ないの…?
お互い一人暮らしもしたことがないため、物件探しも初めてでした。
右も左もわからない状態で悩んでいると、お義母さんのお姉さんがある制度を教えてくれました。
それが、「埼玉県の子育て世帯向け県営住宅支援制度」。
若い夫婦や子育て中の家庭を対象にした制度で、条件を満たせば家賃を大幅に抑えて安心できる住まいに住めるという情報を知ったのです。この制度のお陰で私たち家族は生活できています!
埼玉県営住宅の子育て支援制度って?
埼玉県では、18歳未満の子どもがいる家庭などを対象に、家賃が安く抑えられた県営住宅への入居をサポートしています。
(子育て世帯向けの県営(都営・府営)住宅支援制度は、自治体によって内容が大きく異なります。)
私たちが申し込んだのは「子育て支援住宅」という枠で、一定の所得以下であることや、子どもがいることなどの条件を満たせば応募ができます。
定期募集や随時募集など、その物件や地域によって異なると思いますが、下の項目にURLが貼ってありますので確認してみてください。
私たちは定期募集ではなく、随時募集していた物件がとてもきれいで場所も良かったため、すぐ電話をし申請をしました。
実際に住んでみてどうだった?
家賃は民間より大幅に安く周辺の物件と比べると、約半額・・!
家に遊びに来る人に家賃を伝えると、みんな目をまんまるにして驚きます(笑)
周辺には保育園や公園もあり、駅まで徒歩10分以内。
引っ越してからは、徒歩でスーパーや公園などに行けることが嬉しくて、娘と毎日たくさんお散歩をしていました(笑)
私たちの物件は、清掃の方が毎日共用スペースを掃除してくれたり、エレベーターもついているのでその部分もとても魅力的でした✨
実際に、月々の支出がかなり抑えられたことで、子育てにも心の余裕が持てるようになりました。
そして問題点だった通学時間も半分になり、娘が起きている時間にパパが帰宅できたり、早く学校の終わった日は一緒に夜ご飯も食べれたり・・ワンオペの時間も自然と短くなり3人で過ごすおうち時間も増えました。
育児ってお金も心も余裕が必要。だからこそ、家賃を抑えつつ安心できる環境で子育てができたことは、本当にありがたかったです。
㎰(同じ県営住宅といっても、場所によりエレベーターの有無や清潔感などもかなり変わってくるため、募集中の物件をよく調べて応募するのがいいと思います!)
埼玉県営住宅の公式情報はこちら・他県の支援制度の情報
▼埼玉県住宅供給公社|県営住宅の募集情報
https://www.saijk.or.jp/
詳しい募集条件や、申込時期、対象エリアなどが掲載されています。
ー他県でも各自治体の特色を活かした支援制度があるようですー
子育て世帯向けの県営(都営・府営)住宅支援制度は、自治体によって内容が大きく異なります。
- 埼玉県: ひとり親世帯への経済的支援に力を入れている点が特徴です。
- 東京都: 毎月募集や収入審査の緩和など、多くの世帯が入居しやすいよう、間口を広げています。
- 神奈川県: 入居期間に期限を設けることで、住戸の回転率を上げ、より多くの世帯に住宅を供給する狙いが見られます。
- 大阪府: 親子近居支援など、地域コミュニティを活かした独自の制度が目を引きます。
- 福岡県: 長期間の家賃減額制度は、子育て世帯の家計を長期的にサポートする大きな魅力と言えるでしょう。
読者の皆さんがお住まいの地域や、これから引っ越しを検討する際の参考にしていただけると嬉しいです。
※この記事は2025年時点の情報に基づいています。制度の内容や条件は変更される可能性がありますので、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
まとめ:制度を知ることで選択肢が増え、心の余裕ができた
「学生だから無理」と思い込まずに、制度を探してみると、若いからこそ使える支援制度は意外と多いです。
家探しで悩んでいる学生パパ・ママ、若年夫婦の方へ。
各県にある住宅の子育て支援制度は、経済的にも精神的にも頼れる選択肢の一つになるかもしれません。
実際に私たちはこの制度を利用したことで、全てがプラスに動きました!
この記事が、同じように悩んでいる誰かの参考になれば嬉しいです🍀
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